Q:「長い距離を歩いた後などに、太もも前側の付け根あたりが痛くなる。
整形外科では軽度の変形性股関節症と告げられた。
ウォーキングを続けるために自分でできることはないか?」
A:前回までは変形性股関節症に対してのトレーニングやストレッチをご説明
しました。今回は他にもご自身で出来る対処をご紹介します。
●歩き方に一工夫を
ウォーキングで股関節に長時間かかり続ける負荷を減らすよう、
以下のように変えてみましょう。
・大また歩きは避けて
大またでガツガツと歩くことを避けて、小またで上下動の少ない歩き方に
変えてみましょう。
・こまめに休憩を
長時間にわたり同一の負荷が繰り返し加わることにより痛みが悪化します。
そこで、こまめに休むことで積み重なる負荷を減らしましょう。
・体重管理も重要
体重が増えれば、それだけ股関節にかかる衝撃や荷重が大きくなって
しまいます。食事の量・質・タイミングを管理し、また、ウォーキングが充分に
できない時はプール歩行や自転車、エアロバイク(固定式自転車)など
ウォーク以外の有酸素運動を取り入れ、少なくとも現状維持、
できれば減量に努めましょう。
・荷物もダイエット
ザックや、ザックの中の荷物も軽量化すれば、それだけ股関節にかかる
負荷は少なくなります。いつもの装備を見直してみましょう。
・杖・ストックを活用して
歩行時に痛みや跛行がある場合には杖を使いましょう。杖は痛い方の足と
反対側に、荷物は痛い足の側の手で持つようにします。最近普及してきた、
ウォーキング用のストックを使用するのもお勧めできます。
※現在受診している病院などがあれば、先生の指示に従ってください。
その上で、上記のセルフケアをお勧めします。
ウォーキングのための膝痛、腰痛などのセルフケア−PPKに向けて歩こう!
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